1938年アメリカのアール・P・ハリバートンにより創業し、航空機エンジニアの助言でアルミ合金のアタッシュケースを製造したことに始まります。1946年にはすでにトレードマークである「ダブルリブ」を採用。
1969年にNASAより依頼を受け、アポロ11号が月の石と砂を採集するケースを製造。特に特殊改造したわけではなく、一般製品をほぼそのまま宇宙で使用したというから驚きです!頑丈さやデザインの最高のアピールとなり、その後ハリウッド俳優の愛用者が増加。大統領のみが使用出来る「核兵器重要機密書類を入れる黒のブリーフケース」もゼロハリバートン製なのです。
そんな華やかなアメリカの超一流ブランド。ちょっと驚くことに、現在は日本の老舗メーカー「エース」グループなのです。高い鞄作りの技術と巧みな戦略で数々のブランディングの成功を収める「エース」は、2007年ゼロハリバートンを買収。日本の顧客開拓のためブランドの強化を図っています。
またニューヨークを拠点にする新レーベル「ゼロニューヨーク」を発足。日本の百貨店やオンライショップでも販売され、より日本の若い層にも近づきやすいカジュアルブランドとして注目を浴びつつあるのです。